QRコードの由来
「Quick Response(クイック・レスポンス)」の略称です。高速な読み取りを目的として株式会社デンソーウェーブによって開発・命名されました。
QRコードの利点
1. 圧倒的な情報量と省スペース化
バーコードが横方向(一次元)にしか情報を持たないのに対し、QRコードは縦と横の二次元で記録します。そのため、同じスペースでもバーコードの数十倍から数百倍の情報量を扱うことができ、小さなコードでもURLや多くのテキストデータを収めることが可能です。
2. 汚れや破損に強い「誤り訂正機能」
QRコードには、データの一部が欠損しても読み取りを可能にするリード・ソロモン符号という技術が組み込まれています。
コードが最大で約30%程度汚れたり破れたりしても、データを復元して読み取ることができます。
屋外の掲示物や、多少の摩擦が予想される工場内などでも安定して運用できる大きな理由です。
3. 360度どの方向からでも高速読み取り
QRコードの角にある位置検出パターン(ファインダパターン)により、カメラの向きに関係なく瞬時にコードを認識できます。
逆さまや斜めからスキャンしても、ソフト側で自動的に方向を補正します。
この高い認識精度が、決済アプリや受付管理などでの「ストレスのない操作感」を実現しています。
これら「大容量」「タフさ」「スピード」の3点が、QRコードが世界中で普及した最大の要因と言えます。
QRコードの仕様
QRコードは、「セル」と呼ばれる白と黒の正方形の最小単位を組み合わせで作られています。単なる模様ではなく、内部には以下のような役割を持ったエリアが配置されています。
位置検出パターン(ファインダパターン)
角にある二重の正方形で、どの向きからでもコードを正確に読み取るための印です。
タイミングパターン
白黒が交互に並ぶ直線状の領域で、セルの中心座標を特定するために使われます。
フォーマット情報
「誤り訂正レベル」や「マスク番号」といった、デコード(解析)に必要な基本ルールが格納されています。
データと誤り訂正符号
メインとなる文字データ本体と、汚れや欠けがあっても復元できるようにするためのリード・ソロモン符号が含まれています。
このように、セルの一つひとつが意味を持ち、それらが緻密に組み合わさることで一つのQRコードとして機能しています。
「QRコード」商標について
チラシやポスター等に「QRコード」という文言を記載する場合、以下の注釈を併記する必要があります。
記載例:「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。」
記載を省略したい場合
「二次元コードはこちら」「詳細はこちらから」といった、商標名を含まない表現への書き換えをご検討ください。
